2020.04.21

BOXER KID

BOXER KIDが、4月29日に<NAKAMARU RECORDS>よりソロアルバム『THE PARTY』をリリース!20年超のキャリアを経てこそ辿り着いた境地 〈叶うものは 心の奥底 そこにあるのか〉 覚めた衝動をもって届ける11篇__真正レゲエDee Jayによる真の言霊がここにある。

■今回の作品の話に入る前に、改めて所属されている MIGHTY JAM ROCK というクルーについて教えていただけますか?


BOXER KIDMC&セレクターにしてプロモーターも務める KYARA ROCK、自分と同じく Dee Jay (歌い手)である JUMBO MAATCH TAKAFIN に自分も加えた 5 人で、20 年近く大阪を中心にダ ンスホール・レゲエ・スタイルを追求し続けるラバダブ・セット(サウンド&歌い手集団)になります。 2001 年に 1st 作を発表して以降、昨年 2019 年まで年 1 作のペースで毎年リリースを重ねて、現 在 19 枚のオリジナル・アルバムを作り上げており、今年も 20 枚目を制作予定です」

 

 

ご自身にとって MIGHTY JAM ROCK はどのような存在なのでしょうか?

 

BOXER KID「メンバーは家族以上に時間をすごした戦友であると同時に、尊敬できる先輩たちで あり良きライバルでもある。ひと言で言えば、常にともにあるべきホームだと思います」

 

 

そんなつながりの強いグループに属しながら、今回ソロ・アルバムを制作した経緯はどのようなところにあったのでしょうか?

 

BOXER KID「まず大前提として、先ほどもご紹介した通り MIGHTY JAM ROCK には僕も含めて 3 人の Dee Jay がいるんですが、当初より「3 人の歌い手それぞれがソロで魅せられてなんぼ」とい うスタンスを持っています。そんな 3 人がしのぎを削る形で成立させていくのが、MIGHTY JAM ROCK によるオリジナル・アルバムのスタイル。それだけに、それぞれが常に独自の動きも欠かし ません。僕自身も自ら主宰する NAKAMARU RECORDS というレーベルを 2013 年に起ち上げており、そこで前作となる『BOXER KID MIX TAPE BY AKIO BEATS』をユニバーサルミュージックからリ リースしていて、その延長線上に今作もあるんだと思います」

 

 

今作の背景には音楽に対するそういう姿勢があるんですね。では、7 年ぶりにご自身のレーベルからソロ作品をリリースする意図はどこにあるのでしょうか?

 

BOXER KID「昨年、改めて自分の人生や音楽への気持ちと向き合う機会があって、今回のプロデ ューサーである AKIO BEATS とスタジオに入る形で制作をスタートさせました。これまで約 20 年近 く音楽をやれてきた事実と合わせて、これから先を見つめ直した時、いつエンディングを迎えるか わからないなと感じたんです。だからこそ、できる内にやりたいことをやり切っておこうと思ったんです」

 

 

聴かせていただいた音源からはもちろん、強い想いの元に作られた作品だということが、今の言葉からも伝わってきます。ここで、収録された楽曲についても順番におうかがいさせてください。 まず幕開けを飾る 1 曲目「INTRO ~曲目~」は、イントロとは思えぬほど現場感満点ですね?

 

BOXER KID「このアルバム『THE PARTY』の案内状的な意味合いを持たせたくて 1 番最後に作っ たんですが、収録曲のタイトルをぜんぶ入れて映画の予告編的な作りになっていると思います」

 

 

今作の表題にもなっている 2 曲目の「THE PARTY」については?

 

BOXER KID「昨年の夏から HEYZ CAFE というバーで月 1 開催している『THE PARTY』に由来して いるんですが、このイベントに行ってみたくなるように作っていった曲です。気だるさを感じる聴き 心地を意識して、あまりマジメに歌いすぎないようにヴァースをすべて同じフロウにしたのもポイン ト。さらに、レゲエ・シンガーの DORA にコーラスを入れてもらったことでパーティ感が増したと思い ます」

 

 

アルバムに先駆けて 2 12 日に配信された「名称未設定」は、どこか現代の闇をあぶり出すような曲調ですね?

 

BOXER KID「何気ないタイミングで友人の 1 人にあるサイトを見せられて、こんな現状を歌にしてく れと頼まれて書き始めました。テーマがテーマなので表現が偏らないように、ストロングなビートで ハードに乗せることを心がけました」

 

 

ある意味、今作の肝のひとつとも感じる「NEW ERA」についても聞かせてください。

 

BOXER KID「ビートの制作中にプロデューサーの AKIO BEATS が、〈NEW ERA〉というテーマを出 してくれたことから内容を広げていきました」

 

 

リスナーとしても本当に印象的な曲だと感じましたが、ご自身でポイントとなった歌詞を挙げるとしたら?

 

BOXER KID「思い入れのある曲でもあるので 1 フレーズだけを挙げるのはなかなか難しいですが (笑)、あえて言えば〈思いを築くと心に響く〉という部分でしょうか」

 

 

おっしゃる通り、確かに胸に響きました。続いては、5 曲目の「JOY FOR ALL」。

 

BOXER KID「最近趣味で画を描くようになったのをきっかけに作っていった曲で、人生をキャンバ スに例えて好きなように描いて好きな色を塗ろうとメッセージしました。先ほどの質問にもありまし たが、この曲で言えばポイントとなるフレーズは〈求めるな与えよ〉ですかね。その真意を感じながら聴いていただけたらと思います」

 

 

〈毎日誰かの誕生日〉との歌詞も印象的な「YEH YEH YEH」は、中盤で気分を上げてくれる曲ですね?

 

BOXER KID「はい。聴いていて、ただただ楽しくなるような 1 曲が欲しくてソカのビートを AKIO BEATS にリクエストしました」

 

 

レコーディングの際に意識したことや新たな挑戦になったことがあれば教えてください。

 

BOXER KIDBPM がかなり早めなので、フロウで緩急をつけることや、サビを 4 小節にして展開が クイックになるようにした部分だと思います」

 

後半戦へ向かう「I NEED YOU」についても解説をお願いします。

 

BOXER KID「実はこの曲が今作で 1 番最初にできた曲で、BOXER KID として今までにないイメー ジのものを目指して作り始めました。そういう意味で新たな挑戦をした 1 曲であり、言葉の強弱を 意識して、できるだけ艶っぽくなるように考えて歌っていますね」

 

 

8 曲目の「STAND ALONE」は、アルバム発売直前の 3 月に配信された 1 曲になります。

 

BOXER KID「先日『COMBAT』という Dee Jay クラッシュ(HIP HOP でいうフリースタイル・バトル的 なイベント)があったんですが、その出場が決まってから闘いに挑む者の自問自答を描こうと作っ ていきました。感情を優先したかったのでレコーディングは一発録り、MV も臨場感を感じて欲しく てライヴ映像を使っています」

 

 

続く「I WANNA ...」は、どのような想いで制作していったのでしょうか?

 

BOXER KID「昨年の夏、鳥取へライヴに行った時に友人とその家族も一緒だったんですが、その 5 歳の子供の初恋を目の当たりにしてテーマが湧いてきたんです。内容はあくまでフィクションです が、技術的な面ではなく、切ない雰囲気が出るように納得するまで何度もサビを歌い直したのは、 今作の忘れられないエピソードのひとつです」

 

 

そして、今作を締めくくる曲が「WHOLE WORLD」。クライマックスにふさわしい沁みる曲ですね?

 

BOXER KID「お恥ずかしながらこの歳になって少し気になるようになって、この世界の成り立ちや メカニズム、未来といったものをテーマにしています。浅知恵ではありますが、自分なりに調べて 感じたことを歌にしました」

 

 

個人的な感想で恐縮ですが、〈俺たちはここにいるって事だ〉という一節にグッときました。

 

BOXER KID「自分自身としても気持ちを込めた部分なので、そうおっしゃっていただけたら本当に 嬉しいです。これまで様々なかけがえのないつながりを得られてきたからこそ、今の自分がある。 僕らの生きている人生は儚いものかもしれないけれど、存在している魂はリアルだと信じたい。と は言え、まだ真に理解しきれていないとも思うので、時間をかけて自分が存在することの意味とい うか、その神髄に辿り着けたらと思っています」

 

 

ここまで収録曲を振り返っていただきましたが、今作で表現できた BOXER KID の世界観というのはどのようなものだと思いますか?

 

BOXER KID「質問の答えになっているかやや不確かではありますが、レゲエへの想いだと思います。多くの人にとってレゲエは特殊な音楽かもしれませんが、今作の制作を通してやはり自分にとって人生を費やせるほどの音楽だとの気づきを得た。そして、生ある内は歌えなくなるまで歌おう との覚悟を新たにしました。すべては気持ち次第であり、行動すれば何かが変わっていくというこ と。改めて今、いつまでもワクワクして新しいことを考えながらトライを続けていきたいと思っていま す。そうして生み出す自分の音楽が聴いた人のきっかけのひとつになれば幸いです」

 

 

このリリースを経て、2020 年は BOXER KID としてどんな動きを見せられそうですか? 意気込 みを聞かせてください。

 

BOXER KID「主宰レーベル NAKAMARU RECORDS も改めて動き出せたので、いろいろチャレンジ をしたいと思っています。先ほども少しお話しした最近描いている画もキャンバスに落とし込んで 発表したいのと、T シャツなどアパレル面での動きも考えています。その他、毎週 OA 中のラジオ や HEYZ CAFE でのイベント『THE PARTY』もぜひチェックしてみて欲しいです」

 

 

MIGHTY JAM ROCK としての今後の予定も教えてください。

 

BOXER KID「今年クルーとしてのアルバムが 20 枚目を迎えるにあたり特別なことを考えているの で、来年に計画中のツアーも含めてぜひ期待していてください」

 

 

改めておうかがいします。ソロ 2 枚目となる今作を受け取ったみなさんにどのように聴いて欲し いですか?

 

BOXER KID「作った側から言わせてもらうと、完成した時点で 100 点なんです。この後は聴いたみ なさんそれぞれで少しでも何かを感じてもらえたらと思います。また、昨今の新型ウイルスの影響 でライヴはもとより外出を控えている人も多いと思います。こんな時こそ、作品に触れて音楽の力 を再確認してみるのはいかがでしょうか。その上で、この騒動が収束に向かって世の中が落ち着 いた際には、ぜひダンス(ライヴやイベント)の現場にも足を運んでもらって、とにかく好きなように 楽しんで欲しいです。時間は絶対に戻ってこないので、後悔のないように充実した毎日をすごしてください」

 

最後に、今作を手にしたリスナーの方々にメッセージをお願いいたします。

 

BOXER KID「自分の気持ち次第で景色も行動も周りも、すべての世界が変わると思います。だか らこそ、グッド・ヴァイブスでいきましょう!」

 

 

BOXER KID プロフィール】
BOXER KID PROFILE/大阪を拠点に活動する5人組レゲエ・クルーMIGHTY JAM ROCK Dee Jay(HIP HOPで言うラッパーやMCに相当する歌い手)。他のメンバーに同じくDee Jay JUMBO MAATCHTAKAFINMC&セレクター兼プロモーターのKYARA&ROCKがいる。 伝説のTOKIWA CREWの発展的解消後、同僚であった前述の4人とともにMIGHTY JAM ROCKを結成、サウンド・システムDANCEHALL MECHA-DOGを擁して日本有数の夏フェス 『HIGHEST MOUNTAIN』などを主催してきた。グループとしてのオリジナル・アルバムは、 2019年まで19年連続で発表しており今なお継続中である。ソロとしても17歳でマイクを握っ て以降、ハードコア・メッセンジャーの異名のもと活動。2013年、主宰レーベルNAKAMARU RECORDSの設立と同時に初のソロ作品『BOXER KID MIXTAPE BY AKIO BEATS』(ユニバ

 

ーサルミュージック)をリリース、7年ぶりとなる20204月自身名義のアルバム『THE PARTY / BOXER KID』を完成させた。


(公式
HP)http://www.mightyjamrock.com

 

THE PARTY / BOXER KID
2020 4 29 日(水祝)発売
NAKAMARU RECORDS
NKMR-001 \2,500
(税抜)

THE RAMPAGE from EXILE TRIBE

THE RAMPAGE from EXILE TRIBEニュー・シングル「THROW YA FIST」が2019.1.30(WED)リリース!2月からスタートとなるアリーナツアーのタイトル「THROW YA FIST」を冠したキックオフ・シングル!今回はニューシングルの制作秘話からツアーへ向けた意気込みを一挙公開!

【RELEASE】

2019.1.30(WED)発売

7thシングル「THROW YA FIST」

 

[CD+DVD(豪華盤)]RZCD-86746/B 

¥3,200(税別)

 

[CD+DVD]RZCD-86747/B 

¥1,800(税別)

 

[CD]RZCD-86748 

¥1,111(税別)

 

【LIVE】

初の全国アリーナ・ツアーが2019年2月よりスタート!

『THE RAMPAGE LIVE TOUR 2019 “THROW YA FIST”』

 

ライター【NOBUHIKO MABUCHI

──全国ホール・ツアー『THE RAMPAGE LIVE TOUR 2017-2018 “GO ON THE RAMPAGE”』全58公演を完走、その勢いのまま1stアルバム『THE RAMPAGE』をリリースしました。2枚組という充実の1stアルバムに対して、現在はどのような感想を持っていますか?

 

LIKIYA「今までTHE RAMPAGEを知らなかった方にも手に取っていただけた1stアルバムだったと思います。リリース後のライヴには、来ていただけるお客さんの年齢層が広がったという実感があります」

 

 

──1stアルバムというひとつの区切りを経て新たな感情を抱くなど、改めて実感することはありましたか?

 

川村壱馬「自分たちの明確な名刺となったアルバムではありましたが、リリース直後から先のことばかり考えていました。まだまだTHE RAMPAGEは走り出したばかりなので、目の前のことに一喜一憂するよりも、その先へのマインドが強かったからだと思います」

 

 

──そんなマインドを経て、7thシングル「THROW YA FIST」が完成しました。どのような青写真を描いて制作に取りかかったのでしょうか?

 

陣「1stアルバムをリリースして自分たちの露出が増えて、新たに僕たちの存在を知ってくださった方が増えたタイミングだったので、改めてTHE RAMPAGEらしさを伝えるシングルにしたいという想いがありました。リード曲には僕たちのそんな気持ちが込められていますし、今年2月からスタートするアリーナ・ツアーのキックオフ・シングルとしてのパワーや力強さも伝わる1枚だと思います」

 

 

──リード曲「THROW YA FIST」は、どのような想いで制作していったのでしょうか?

 

RIKU「タイトル通り、拳を掲げろという曲です。自分たちが拳を掲げることで、周囲を巻き込んでいける力も表現したいと思ってレコーディングに臨みました。今までの勢いのある楽曲とはまた違うタイプで、チーム感の強さも表現できました。僕たちの新しい武器になる曲だと思います」

 

 

──歌詞の世界観について、実際に歌唱を担当するボーカル目線で楽曲のポイントとなる歌詞があれば挙げてください。

 

川村壱馬「イントロから鳴り響く〈THROW YA FIST IN THE AIR(拳を掲げろ)〉の声は16人でスタジオに入って録りました。ボーカル3人だけではなく、メンバー16人全員の想いがこの1行に詰め込まれています」

 

RIKU「〈何度もKeep on rising 止まらない未来〉という歌詞から始まるバースに、この曲の意味が凝縮されていると思います。みなさんに自分たちの気合いをお伝えするとともに、みなさんと一緒に盛り上がっていける部分だと思います」

 

吉野北人「全体的にTHE RAMPAGEの尖った部分が表現できている歌詞だと思います。特にサビはわかりやすいと思います。〈高く高くIn the air 拳を上げてHold up Stand up〉の部分はライヴでも盛り上がるんじゃないかなと思います。あと、最後に〈突き進んでいくMy ay〉という歌詞があるんですけど、そこにTHE RAMPAGEらしさと僕たちの意思が表現されています」

 

陣「実は壱馬がレコーディングしている時に見学させてもらったんですけど、〈Let it go, Let it go 拳上げて〉のところを何度も録り直していたんです。いつもは完成した音源だけを聴いていたので、今作で試行錯誤しながら制作している過程が見られたことで、今まで以上にボーカルの想いが汲み取れるようになりました。その後に16人での〈THROW YA FIST IN THE AIR(拳を掲げろ)〉のレコーディングがあったので、本当に気持ちを乗せて挑めました」

 

 

──トラックメイカーには1stアルバムのリード曲「LA FIESTA」も手がけた気鋭Ava1ancheを起用しました。エッジーなビートが印象的なトラックですが、どんな感想やイメージを抱きましたか?

 

LIKIYA「かなり尖ったトラックですよね。さらに、今のHIP HOPの流行も取り入れているので、日本のメジャー・シーンではなかなか耳にすることがないサウンドに仕上がっていると思いました」

 

吉野北人「アリーナ・ツアーのキックオフにふさわしい、ライヴを連想させるトラックだったので、レコーディングもライヴのヴァイブスで挑むことができました。今までにないくらい強く歌った曲だったので、自分の表現の引き出しが増えたという実感もあります」

 

 

──パフォーマンスに関しては、どのように決めていったのでしょうか?

 

LIKIYA「アリーナのステージでこの曲を踊っていることをイメージして制作しました。拳を上げろというわかりやすいテーマがあったので、サビはファンの方々を巻き込んで楽しめる振りにしたつもりです。もちろん自分たちがやり抜いてきたダンス・スタイルも取り入れて、今回はただ激しいだけのダンスではなく、冷静沈着な感じも取り入れた抑揚のある振りを考えました」

 

 

──THE RAMPAGEにとって、どのような位置づけの楽曲になったと思いますか?

 

RIKU「ひとつ大人になったTHE RAMPAGEの必殺技ができたという感想です。レコーディングやMV撮影をしている時点で確信できていたので、アリーナ・ツアーのキックオフ・シングルにふさわしい表題曲だと思います」

 

 

──カップリング「DOWN BY LAW」は、TVアニメ『FAIRY TAIL』ファイナルシリーズ第2クールオープニングテーマ(113日(日)から楽曲OA開始)ですが、どのように制作を進めていったのでしょうか?

 

陣「初のアニメ・タイアップ曲なので、壮大なイメージがありつつもTHE RAMPAGEの進む道ともリンクさせる曲にしたかったんです。さらに、今の僕たちがアリーナ・ツアーで表現したい等身大の姿を、この曲でお見せできるんじゃないかなと思っています」

 

LIKIYA「まずトラックを聴いた時に、楽しくクルーで踊っている姿を感じましたね」

 

 

──歌詞の世界観にもついて教えてください。

 

RIKU「アニメ『FAIRY TAIL』で描かれている、同じ志で集まったギルドたちが家族のような愛情を持ってお互いに高め合ってどんな苦労にも立ち向かっていく姿が、THE RAMPAGEともリンクすると個人的にも思っています。だからこそ、オープニングテーマにふさわしい力強い内容の歌詞を歌うことができたんだと思います」

 

川村壱馬「曲だけを聴くと明るい印象を受けますが、歌詞を見るとTHE RAMPAGEらしさを感じてもらえると思います。トラックとリリックのギャップを楽しんでいただきたいです」

 

吉野北人「広々とした世界観と、歌詞から感じる意思の強さはTHE RAMPAGEらしさでもありますが、今までにない新鮮さも含んでいます。アニメ好きの方に刺さって欲しいです」

 

 

──楽曲が仕上がった今、リスナーにどんな風に届けたいと考えていますか?

 

川村壱馬「世界何十ヶ国以上で放送されている人気アニメなので、『FAIRY TAIL』を通して「DOWN BY LAW」やTHE RAMPAGEの存在を知ってくださる方も多いと思います。『FAIRY TAIL』の世界観と一緒に曲のよさを知っていただき、そこからTHE RAMPAGEを掘り下げていただけたら嬉しいです」

 

 

──3曲目の「Starlight」は本田翼さん、岡山天音さんダブル主演のドラマ『ゆうべはお楽しみでしたね』の主題歌ですが、どのように制作を進めていったのでしょうか?

 

RIKU「ドラマとタイアップさせていただくのは、THE RAMPAGEとしては初めての試みです。悲しいリリックでありトラック、そしてメロディラインなので、その世界観をとことん表現しようとレコーディングに臨みました。レコーディングの最中に新しい引き出しを発見できた曲でもあるので、THE RAMPAGEの新たな一面に気づいてもらうきっかけになればと思っています」

 

 

──ボーナス・トラックには「HARD HIT」の英語バージョンを収録。この英語バージョン収録というアプローチは恒例になっていますが、今回の制作で発見できたことはありましたか?

 

川村壱馬「日本語と英語では発音が大きく変わるので、レコーディングした時に英語バージョンになるとこんなにも世界観が変わるんだと改めて気づかされました」

 

RIKU「完全に洋楽になったという感想です。言葉数を詰め込んだ歌詞を歌うことで勉強になりましたし、海外を視野に入れながら活動しているグループにとってかなり重要な楽曲になったと思います」

 

吉野北人「日本語の原曲もかっこいいんですけど、英語バージョンはまた違う魅力が備わったと思います。英語詞も歌いやすかったですし、グルーヴが出やすかった気がします」

 

 

──そして、2月からは今作と同名のタイトルを冠した全国アリーナ・ツアー『THE RAMPAGE LIVE TOUR 2019 “THROW YA FIST”』がスタートします。全国26公演が決定していますが、意気込みを教えてください。

 

LIKIYA「全国ホール・ツアーと1stアルバム、さらにキックオフ・シングルを経てからのアリーナ・ツアーということで、この上なくいい流れだと思っています。ここからさらに前進していかなければならないですし、表現の幅も広げていかなければならないと思っています。このツアーにひとりひとりが集中して取り組んでクリエイティヴなエンターテインメントを創ることで、EXILE TRIBEとしてもJr.EXILE世代としても新しい道を切り拓いていきたいと思います」

 

 

──では最後に、THE RAMPAGEにとって2019年をどのような1年にしたいかも聞かせてください。

 

LIKIYA2019年はメンバー個々の活動が出てきたり、いろんな展開が待っています。まずは2月からスタートするアリーナ・ツアーに向けて自分たちの表現力をパワー・アップさせて、EXILE TRIBEをしっかり盛り上げられるグループとして進化の年にしたいです。どんどん進化を遂げて、LDHに貢献できるグループに成長していきたいです」

 

RIKUTHE RAMPAGEとしてはもちろん、Jr.EXILE世代やEXILE TRIBEの一員として、メンバーひとりひとりが挑戦していく1年になると思います。チャンスに恵まれた環境にいるからこそ、今まで自分たちが思っていた感情を奮い立たせて、初心を忘れず全力で挑んでいこうと思っています。メンバー個々の表現の幅やグループの幅が広がる1年にしたいと思っています」

 

吉野北人「ホール・ツアーにはたくさんの方々に来ていただきましたが、全国47都道府県をツアーで廻ることはなかなか経験できないことであり、この経験が僕たちにとってとても大きかったと思います。次のアリーナ・ツアーを観に来てくださるみなさんに、さらに大きくなったTHE RAMPAGEの姿をお見せできるようにしっかりと準備して、パワー・アップしたエンターテインメントをお届したいと思っています。がんばります!」